下垂体腺腫〜発覚編

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    ■2015/06/13

    仕事をしていて偶然、右目と左目で見え方が違うことに気付く。
    左目がなんとなく見えづらい。
    近視や乱視が進んだような見え方とは違っていて
    でも、「視野欠損」というほど大げさじゃない、本当に「何かが変」という違和感。

    単に疲れ目かとも思ったけれど、もともと近視が強く「見え具合」には神経質だったため
    緑内障なども気になり、近所の眼科にてその違和感を訴えて、眼圧と測定と、散瞳薬を使用して眼底検査。
    「眼科的な観点では異常は見当たりません。少し様子を見てください。」
    ということだった。

    散瞳薬の影響でしばらく焦点が合わなかったが、
    薬が切れた頃には、気になっていた見え方の左右差はなくなっていたので、文字通り「様子見」として
    3ヶ月間、まったく気にせず普通どおりの暮らしをしていた。


    ■2015/09

    今から思えば…ではあるけれど、この頃からMTBでレースやトレイル、ゲレンデを走っているときに
    なんとなく焦点が合わない、障害物の距離感がつかみにくい感じがあって、
    乗るのが下手になったのかなぁ〜と考えることがちょっとだけ。
    そして、これも今から覚えばでそれなりの練習量を積んでいたわりに速くならないので
    インターバルやレペティションとか、メニューを色々工夫していた。


    ■2015/10/05

    朝方、頭痛で目が覚める。
    元々、強めの運動をした翌日に頭痛が出やすかったので今回もそれに似たような物かと思い
    EVE錠を飲んで寝てみる…ものの全然治まらない。左側、おでこの上あたりが脈打つように痛い。かなり痛い。
    そして痛みにあわせて”目のチカチカする”。
    出勤しないといけない時間が近づくが、むしろ痛みが強くなっていくばかりなので
    会社に遅刻の連絡。ロキソニン錠を追加で服用。

    症状からするに、片頭痛のようなものなのか。
    痛みからの吐き気もあるが、ようやく起き上がる事ができたので近所の内科を受診。
    「片頭痛かもしれませんね。痛み止め出しておきます。」
    ロキソニン錠処方。

    そのまま出社するものの、PCの画面を見ると”目のチカチカ”が強く吐き気がひどかったので
    結局小一時間で早退。

    その日の夜には頭痛は治まったが、目の違和感は残ったまま。
    片目ずつ手で覆ってみると、左目だけ少し暗いというか、盲点が広いような、
    6月にあった症状と、最近のライドで感じていた異変を思い出した。

    眼科では目の異常はないと言われ、今になって見え方の違和感と頭痛。

    「もしかして、脳の異常では?」

    そんなことを考えつつ、夜寝て朝起きたら治っていたらいいなぁと淡い期待はあったが
    数日経ってもまったく良くならない。

    「念のため、脳外科がある病院へ行っておこう。」

    そう誓いつつ、シーズン最後のライドイベント2連続であるサイクルファクトリーカップと、洞爺湖サイクリングを楽しむ。
    先に病院へ行かなかったのは、悪い予感が的中してしまった場合、自分の性格からして楽しめなくなってしまうから。

    レースの方は、視界の違和感と「脳が悪いかもしれない」という不安から集中しきれずに消化不良で終える。
    サイクリングは雨でずぶ濡れだったが楽しめたものの、洞爺湖からの車での復路、目が見えづらくひどく疲労した。
    やはりこれはただ事ではない。


    ■2015/10/13 初診 眼科

    職場の前半休をいただき、脳外科メインの病院の眼科へかかる。直接脳外科を受診しようかとも思ったけれど、
    目の症状が強いのであればもう一度眼科医に伝えた方がいい。その上でMRIでも取ってくれれば。

    2時間ほど待ち、眼科のDrに最近の目の違和感と、眼科では異常がないと言われたこと、片頭痛があったことを訴え
    視力と眼底検査を受けるものの、異状は見つからず。

    Dr「抗不安薬とか、飲んでいる?」
    お「あ、はい。飲んでいます。」
    Dr「対光反射が鈍っているんだよねぇ。薬の副作用で瞳孔の動きが遅くなっているから、そのせいじゃない?」

    おいおい、安定剤を飲みはじめて10年くらい経つがこんなの初めてだよ。
    とは言えず、そんなもんですかねぇー。と納得いかないオーラで対抗。

    お「脳の異常とか、考えられないですか?脳腫瘍とか。」
    と切り込んでみたものの
    Dr「ちょっと聞いたことないね。あるとしたら網膜だと思うんだけど。そんなに気になるならOCTとMRIの予約入れようか、
    あと、念のため視野検査もしたいんだけど、今日は予約いっぱいだから金曜日でいい?」

    今日じゃないのかよーと思いつつも、「脳ではなさそう」という言葉に安堵した自分がいた。
    病名をつけられないと気が済まない患者がいるという話を聞いたことがあるが、
    病気でないならそれに越したことはない。

    結局、詳細な検査は金曜日になりそのまま仕事へ。職場PCを立ち上げるが、やはりスタートボタン付近と
    デスクトップのショートカットが見えづらく、ショートカットのアイコンは画面中央に持ってきた。


    ■2015/10/16 OCT 視野検査 MRI 診断〜脳下垂体腺腫疑い

    この日も前半休をもらい、自転車で病院へ。

    まずは、「OCT」という眼底の三次元画像解析ができる装置での撮影。これは簡易視力計のような装置を覗くだけで一瞬だった。

    そして次に病院の奥にある検査室へ案内され、「ハンフリー視野検査」なる視野検査を受けることに。
    こちらは半球状の装置(カールツァイス製!)に顔を突っ込み、中央のドットサイトのような点を凝視しつつ
    周辺視野に光点が一瞬でも見えたら瞬時に持たされているボタンをクリック!という反射神経テストのような代物。

    まずは比較的見えている右目から検査。左目をガーゼで覆い検査開始。
    「見えた!」「右!」とかガンダムっぽいリアクションで進めるも、15分くらいかかるので結構疲れる。

    次に、問題の左目。
    …見えない。特に左上あたり。光点なのか単なる目のチカチカなのかまったく分からず、
    歴代ガンダム主人公の初陣のようにボタンを乱打してしまう。でも、ボタンを押す回数は右目時より少なかったような。。。

    視野検査が終わり、次はMRI撮影へ。
    久しぶりのMRI、頭の撮影は初めてなので軽く緊張。金属入っていませんか?とか色々聞かれて装置の中へ(シーメンス製!)
    狭いところは得意じゃないけれど、これで病気がはっきりするからそれまでの我慢と言い聞かせ、いざ撮影開始。

    サイケデリックな検査音を聞きながら目を閉じてぼーっとする。どのくらいの磁場なんだろう、とか
    この磁気で肩こりとか緩和されるのかなぁ、などと実にどうでもいい事を考える。

    10分くらい経ったところで何故か撮影中断となりトンネルから出される。なんだなんだ。

    検査技師のお兄さん
    「たった今、先生から連絡ありまして。先ほどの視野の検査の結果を受けて、もっと詳しく撮影して欲しいとのことだったので、さらにあと30分ほどかかりますがよろしいでしょうか?」

    ああ、これは「クロ」に違いない…。放心状態で撮影再開。もうどうにでもなれ。
     

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