どうか苦しまないで

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    昨晩、2年間ブログで封印していた親父のことを書いたら

    それまで比較的落ち着いていたのに、今日になって容態が悪化。


    朝早く、


    「お父さんの呼吸、苦しくなってるの!」


    母が慌てて入ってきた。


    すぐに様子を見に行くと、訪問の看護師さんが二人がかりで
    もだえている親父の胸を押すようにタッピング、気道サクションしていて

    寝起きで頭が回っていなかった僕も
    異常な緊迫感で一気に目覚め、同時に現実感がなくなっていく。


    母や看護師さんはしきりに親父に声をかけているけれど


    僕はなにがなんだかわからなくて立ち尽くしてしまった。


    本当に死にそうなんだというのが分かったのは
    指につけられたオキシオメーターの数値。


    SPO2の値が80を切っている。


    数字はあくまで数字だけれど、実に説得力があって。

    これは明らかに生命の危機をあらわす値で。

    姉夫婦もかけつけてきた。


    ショックからくる吐き気をこらえながら、親父の胸をさする。
    大丈夫だから、大丈夫だから。無意識に声が大きくなっていた。

    30分ほど経っただろうか、
    吸引を続けているうちに呼吸のリズムを少しずつ取り戻して
    ようやく92まで回復。
    ブスコパン静注。

    「つらかったー、、」と親父の顔にも生気が戻る。


    「ヨーグルトが食べたい。ビール飲んでいいか。」


    母が付き添い、1時間ほど穏やに過ごす。
    看護師さんも撤収。


    僕も一息ついたころ、またも痰が詰まっているような苦しそうな呼吸になって
    念のため電話で看護師を呼ぶ。

    このときは酸素の値が大きく下がることはなかったが、
    何をどうしても気道の分泌物が取れない。
    父は常にごろごろ苦しそうな息をしている。


    ドクターが到着。


    とにかく色々考えた。話した。
    いったん設備のある病院へ入ることも。


    結果選んだのは、セデーションといって
    鎮静剤を使って意識レベルを下げ、「息苦しさ」を和らげて寝てもらうこと。



    がんになる前から、長らくうつ病に苦しんでいた親父は
    常に言っていたんだ。



    「寝てそのままポックリ逝っていたいな」



    父さん、そうなれるように最期まで見ていてあげるから、
    どうか苦しまないで、今はゆっくり休んでくれ。

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