おやじ

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    北海道もすっかり暖かくなって、ライディングに絶好の季節が到来しましたが、


    わたくし、全然乗っていません。



    休日と出勤前、帰宅後と、在宅で父親の看護をしております。


    (以下、正確ではない医療用語、医師の診断内容が含まれる可能性があります)


    ちょうど2年前の5月、末期の肺がんの告知を受けました。


    がん性胸膜炎を併発し、悪性胸水も認められるほど進行していたため、
    手術や放射線などの治療はできず、抗がん剤の化学療法しか手は残されていませんでした。

    それにしたって、データは1年生存率で40〜50%、5年生存率は10%未満。
    要するに、治療を行っても行わなくても「治らない、長くは生きられない」ことには変わりがなく。


    それでも
    「とりあえず抗がん剤を1クール」

    と、まるでビールを頼むようにドクターは言う。
    そして、
    「副作用の強さもありますし、様子を見ながら、なんとか3クール持てば…」


    もし、がん患者を抱える医療関係者の方や
    副作用に耐えながらも、がんと向き合って闘っている方、ご家族の方など
    いらっしゃったら
    気分を害してしまうようで誠に申し訳ないのですが、


    俺には、親父に対するこのドクターの方針は

    どっちみち長くは生きられない人間に対して、「治療」と称して副作用の強い薬剤を投与して
    耐えられなくなるまで苦しめる


    ようにしか聞こえなかったのです。

    このまま数日後には抗がん剤治療がはじまる。
    でも、本当にいいのか全くわからずに急いでセカンドオピニオンを求めました。

    そして家族と本人とも相談した結果、


    抗がん剤に代表される、がんに対しての積極的な治療は一切しない。

    今後は父の残された人生を、少しでも安らかなものにするための緩和ケアを中心に行う。
    QOLの維持を最大優先課題、何年生きるかの戦いなんてまっぴら御免だ!



    それからの闘病は、セカンドオピニオンを頂いた病院へ通院し、経過の観察と
    身体の痛みに対しての注射や内服薬の処方のみでした。

    父は少しずつ弱ってきてはいましたが、幸い脳や骨などへの転移もなく
    自宅で普通に食べたいものを食べ、飲みたいものを飲み、コッソリ煙草まで吸いやがり、
    老後の楽しみとしてずっと考えていたモーターサイクルが欲しいと言い出し。
    (去年私が免許を取得したのはこのためでした)


    なんだかんだ、家族としては色々な葛藤や悩みは消えませんでしたが、


    がんで余命わずかだなんて感じさせないくらい、ごくごく自然なまま月日は流れました。


    今年に入り、急激にADLが低下。

    歩くのがふらつくところから始まり、家の中で転倒したり、起き上がるのに苦労したり。

    次の週には自力で布団から起き上がることもできなくなりました。

    階段の上り下りが難しくなってから1ヶ月で、ほぼ寝たきりになりました。



    このままホスピスへの入院を考えたのですが、

    父が最初で最後のワガママ


    「入院はできればしたくない」


    現在は在宅医療を専門としているドクターやケアマネージャーを紹介してもらい、


    慣れ親しんだ我が家で、家族皆と一緒に、旅の終わりを迎えるべく
    残された時間を過ごしています。



    だいーぶ辛気臭い話になってしまいましたが、私は平気です。
    今は家族と交代で、また訪問の看護師も来てくれているので


    ライディングのお誘いなど、今までどおり待っています!!



    ここまで2年も抱えていたので、今更ねぇ・・←3月4月と自転車乗りに本州へ行っていた人

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