診断〜主治医からの説明
下垂体腫瘍の診断を受け、通り雨の中を自転車でずぶ濡れになりながら帰宅。
たまたま姉が6か月の姪を連れて来ていたので
「やっぱり腫瘍だった\(^o^)/」
と報告し、
病院で聞いた話を一通り姉に説明しながら昼食のパスタを作ったがまるで食欲がなく
いったん部屋に戻って、会社に行こうと着替えるもまったく着ていく服が決まらず。
そのことを姉に愚痴ったら、
「今日のところは休んだら?」
と言われ涙目になる。
というわけで、職場に電話。同僚が出た。なるべく平静を装って話したものの
何となく声が上ずってしまった。上司に代わってもらう。
「かくかくしかじかで・・・実は脳腫瘍でした」
「えっ!」
「今後は入院とか手術になりそうですが、予定などは決まってないのでわかり次第連絡します…」
「あ、はい…」
そりゃ言葉にならないよなぁ、、俺も言葉にならないもんな、、
その後のことはあまり覚えていない。
恐ろしくてネットで「下垂体腺腫」とかで検索はできず。
姉がスマホで調べてくれたようで、
「ほとんど良性で、簡単な手術で眼も治るってさ。」
とポジティブなことを教えてくれたが、あまり気は晴れない。
この後の人生とか、俺が死んだら自転車達は・・仕事は・・とか
あるあるなネガティブシンキングで夜になった気がする。
そして、夜の8時くらい、いてもたってもいられず、車で目的地も決めずに走りに行く。
部屋にいたらどんどん悪いイメージが出てきちゃうから。
20分くらい豊平川沿いを走らせていたら、携帯電話に登録をしていない固定番号から着信。
病院からだ!とひらめき、大型の書店の駐車場に止めて折り返す。
「脳神経外科のF井です。遅くにすみません。」
と、男性の声。
ここから20分ほど、病状と予後について説明。
まとめると、
・下垂体腺腫疑い。最終的には病理検査で確定する。
・腫瘍は大きめだが、手術で摘出可能な大きさ、形に見える。
・腫瘍の性質も病理検査をしないと断定できないが、いわゆる悪性か良性かで言ったら基本的には良性。
ただちに生命の危険はないが、腫瘍の大きさやすでに症状が出ている点からも早めに手術をすべき。
・手術は全身麻酔の上、開頭術ではなく鼻から内視鏡で切除できる。手術時間は6時間くらい。
・だいたい術後2、3週間くらいで退院して、その数週間後くらいに社会復帰する人が多い。
と、おおむねポジティブな(今振り返るとだけど)お話。
ただ、
「体の異変や疲れやすいとかやる気が出ない、とか最近ありますか?」
とちょっと意外な質問があり、
「(元々やる気が出ないタイプだが)あまりわかりません。頭痛くらいでした。」
と答えた気がする。
・下垂体の腫瘍なので、まれにホルモンの分泌異常をきたしていることがある。
・自覚症状がないとのことだが、入院時に検査する。
・入院までにもし耐えられない頭痛や、体調に異変があったらすぐに外来に来てほしい。
などなど。
入院と手術の日取りについては「最速で!」とお願いした。
検討して後日連絡します、などと逃げてしまうと余計な悩みが増えるだけだし
1日でも早く解放されたい。善(?)は急げだ!
病棟の空き状態と、手術室、Drの予定から最速の手術日を検討してもらい、
・10/20〜10/23 に検査入院
・10/30から本入院、手術は11/02
で仮押さえしてもらった。
(限度額認定などの算出があるので、このようなときは月を跨がない方が支払額が少なくなるのだが、当然知る由もなし。というか考える余裕なし。)
電話を終えて、先の見通しが立ったからか幾ばくか気持ちが楽になったような気がした。
が、この日はさすがに眠れなかった。
- 2016.04.13 Wednesday
- 下垂体腺腫
- 21:46
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- by ozonetch