診断〜主治医からの説明

0

    下垂体腫瘍の診断を受け、通り雨の中を自転車でずぶ濡れになりながら帰宅。
    たまたま姉が6か月の姪を連れて来ていたので

    「やっぱり腫瘍だった\(^o^)/」
    と報告し、
    病院で聞いた話を一通り姉に説明しながら昼食のパスタを作ったがまるで食欲がなく
    いったん部屋に戻って、会社に行こうと着替えるもまったく着ていく服が決まらず。
    そのことを姉に愚痴ったら、
    「今日のところは休んだら?」
    と言われ涙目になる。

    というわけで、職場に電話。同僚が出た。なるべく平静を装って話したものの
    何となく声が上ずってしまった。上司に代わってもらう。

    「かくかくしかじかで・・・実は脳腫瘍でした」

    「えっ!」

    「今後は入院とか手術になりそうですが、予定などは決まってないのでわかり次第連絡します…」

    「あ、はい…」


    そりゃ言葉にならないよなぁ、、俺も言葉にならないもんな、、


    その後のことはあまり覚えていない。
    恐ろしくてネットで「下垂体腺腫」とかで検索はできず。
    姉がスマホで調べてくれたようで、
    「ほとんど良性で、簡単な手術で眼も治るってさ。」
    とポジティブなことを教えてくれたが、あまり気は晴れない。

    この後の人生とか、俺が死んだら自転車達は・・仕事は・・とか
    あるあるなネガティブシンキングで夜になった気がする。

    そして、夜の8時くらい、いてもたってもいられず、車で目的地も決めずに走りに行く。
    部屋にいたらどんどん悪いイメージが出てきちゃうから。

    20分くらい豊平川沿いを走らせていたら、携帯電話に登録をしていない固定番号から着信。
    病院からだ!とひらめき、大型の書店の駐車場に止めて折り返す。

    「脳神経外科のF井です。遅くにすみません。」
    と、男性の声。

    ここから20分ほど、病状と予後について説明。
    まとめると、

    ・下垂体腺腫疑い。最終的には病理検査で確定する。
    ・腫瘍は大きめだが、手術で摘出可能な大きさ、形に見える。
    ・腫瘍の性質も病理検査をしないと断定できないが、いわゆる悪性か良性かで言ったら基本的には良性。
    ただちに生命の危険はないが、腫瘍の大きさやすでに症状が出ている点からも早めに手術をすべき。
    ・手術は全身麻酔の上、開頭術ではなく鼻から内視鏡で切除できる。手術時間は6時間くらい。
    ・だいたい術後2、3週間くらいで退院して、その数週間後くらいに社会復帰する人が多い。

    と、おおむねポジティブな(今振り返るとだけど)お話。
    ただ、
    「体の異変や疲れやすいとかやる気が出ない、とか最近ありますか?」

    とちょっと意外な質問があり、
    「(元々やる気が出ないタイプだが)あまりわかりません。頭痛くらいでした。」
    と答えた気がする。

    ・下垂体の腫瘍なので、まれにホルモンの分泌異常をきたしていることがある。
    ・自覚症状がないとのことだが、入院時に検査する。
    ・入院までにもし耐えられない頭痛や、体調に異変があったらすぐに外来に来てほしい。

    などなど。


    入院と手術の日取りについては「最速で!」とお願いした。
    検討して後日連絡します、などと逃げてしまうと余計な悩みが増えるだけだし
    1日でも早く解放されたい。善(?)は急げだ!
    病棟の空き状態と、手術室、Drの予定から最速の手術日を検討してもらい、

    ・10/20〜10/23 に検査入院
    ・10/30から本入院、手術は11/02

    で仮押さえしてもらった。

    (限度額認定などの算出があるので、このようなときは月を跨がない方が支払額が少なくなるのだが、当然知る由もなし。というか考える余裕なし。)


    電話を終えて、先の見通しが立ったからか幾ばくか気持ちが楽になったような気がした。

    が、この日はさすがに眠れなかった。

    診断〜脳下垂体腺腫疑い

    0
      予兆、発覚編はコチラ


      ■2015/10/16 OCT 視野検査 MRI 診断〜脳下垂体腺腫疑い


      MRI検査途中でまさかの「精密検査」宣告を受け再検査を終える。

      眼科待合室でしばらく待つように言われ、カバンからおもむろに取り出した本は

      「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 : 長谷部誠 」

      すでに乱れまくっていた頭にはまるで入ってこず、悶々としていたら診察室に呼ばれる。

      「どうぞ、座ってください」

      と、さっきより心なしか丁寧な雰囲気になったdrに促され、丸椅子に座ると見えたのは、大量の脳の輪切り画像。
      ああ、脳か、脳なのか、、

      「えー、視野の検査をしてもらったらやっぱり左目の外側が全然見えていなくってね、
      MRIの画像なんだけど、ここ、脳の下垂体っていうんだけど、ここにね、ほら、ちょっとおできができていて
      ここに通っている目の神経を圧迫しているんだよね。いわゆる下垂体腫瘍だと思います。これは摘出手術になるけど
      眼科では手に負えないから、ここからは脳外科の先生に診てもらいましょう。」

      一気にまくし立てられ、何も言えなくなる。というか全然理解できない。言語として処理できない。

      (下垂体?ってなんだ?言葉だけ知ってるけど・・・)
      (腫瘍をあえて”おでき”とソフトに言って気を使ってるのか…けど腫瘍だよね・・・)
      (治るの?死ぬの?)

      とっさに色々頭に浮かんだけれど、言葉にできず。

      「腫瘍ですか…。大きさはどれくらいですか?」

      と、別に知りたくもないことを聞いてしまった。(がんで良く出るフレーズ?)

      「4cmくらいかな。」

      (でかっ!せいぜい1、2センチだと思ってたのに、でかっ!)

      その後もろくに質問もできず、脳外科の待合室へ。

      このときのツイート

      【悲報】下垂体腫瘍 

      すぐに脳神経外科に呼ばれ、診察室に入り真っ先に飛び込んできたのは、先ほどの脳内輪切り画像と
      脳神経外科のドクター。ああ、、これからはこの先生にお世話になるのか。

      「眼科の方でも説明があったと思うのですが…(※診断結果の繰り返し)
      入院と治療について話したいのですが、下垂体が専門の医師が本日不在なので、後日改めて連絡させてもらいますね。」

      (この先生じゃないのね!?)

      「あの、手術になるんでしょうか…?」

      「専門の医師からではないと断定はできませんが、おそらくは。」

      (おそらく…!おそらくってなんだ!?)

      「何かわからないことはありますか?」

      わからないことがわかりません!!
      …とは言えず、「とりあえず大丈夫です。よろしくおねがいします。」とテンプレ対応で診察室を後に。

      近いうち入院だよ\(^o^)/ 

      まるで現実味がないが、ひとまず着替えて会社へ行こうと病院を出たところで急に雨がふってきた。秋雨だ。
      雨雲レーダーを見たがしばらく止む気配がないので諦めて自転車で帰宅。
      ずぶ濡れだけど、それどころではなかった。
      本当にあるあるなお話だけれど、ショックを受けた直後は景色がいつもと全く違って見えるんですね。
       

      下垂体腺腫〜発覚編

      0
        ■2015/06/13

        仕事をしていて偶然、右目と左目で見え方が違うことに気付く。
        左目がなんとなく見えづらい。
        近視や乱視が進んだような見え方とは違っていて
        でも、「視野欠損」というほど大げさじゃない、本当に「何かが変」という違和感。

        単に疲れ目かとも思ったけれど、もともと近視が強く「見え具合」には神経質だったため
        緑内障なども気になり、近所の眼科にてその違和感を訴えて、眼圧と測定と、散瞳薬を使用して眼底検査。
        「眼科的な観点では異常は見当たりません。少し様子を見てください。」
        ということだった。

        散瞳薬の影響でしばらく焦点が合わなかったが、
        薬が切れた頃には、気になっていた見え方の左右差はなくなっていたので、文字通り「様子見」として
        3ヶ月間、まったく気にせず普通どおりの暮らしをしていた。


        ■2015/09

        今から思えば…ではあるけれど、この頃からMTBでレースやトレイル、ゲレンデを走っているときに
        なんとなく焦点が合わない、障害物の距離感がつかみにくい感じがあって、
        乗るのが下手になったのかなぁ〜と考えることがちょっとだけ。
        そして、これも今から覚えばでそれなりの練習量を積んでいたわりに速くならないので
        インターバルやレペティションとか、メニューを色々工夫していた。


        ■2015/10/05

        朝方、頭痛で目が覚める。
        元々、強めの運動をした翌日に頭痛が出やすかったので今回もそれに似たような物かと思い
        EVE錠を飲んで寝てみる…ものの全然治まらない。左側、おでこの上あたりが脈打つように痛い。かなり痛い。
        そして痛みにあわせて”目のチカチカする”。
        出勤しないといけない時間が近づくが、むしろ痛みが強くなっていくばかりなので
        会社に遅刻の連絡。ロキソニン錠を追加で服用。

        症状からするに、片頭痛のようなものなのか。
        痛みからの吐き気もあるが、ようやく起き上がる事ができたので近所の内科を受診。
        「片頭痛かもしれませんね。痛み止め出しておきます。」
        ロキソニン錠処方。

        そのまま出社するものの、PCの画面を見ると”目のチカチカ”が強く吐き気がひどかったので
        結局小一時間で早退。

        その日の夜には頭痛は治まったが、目の違和感は残ったまま。
        片目ずつ手で覆ってみると、左目だけ少し暗いというか、盲点が広いような、
        6月にあった症状と、最近のライドで感じていた異変を思い出した。

        眼科では目の異常はないと言われ、今になって見え方の違和感と頭痛。

        「もしかして、脳の異常では?」

        そんなことを考えつつ、夜寝て朝起きたら治っていたらいいなぁと淡い期待はあったが
        数日経ってもまったく良くならない。

        「念のため、脳外科がある病院へ行っておこう。」

        そう誓いつつ、シーズン最後のライドイベント2連続であるサイクルファクトリーカップと、洞爺湖サイクリングを楽しむ。
        先に病院へ行かなかったのは、悪い予感が的中してしまった場合、自分の性格からして楽しめなくなってしまうから。

        レースの方は、視界の違和感と「脳が悪いかもしれない」という不安から集中しきれずに消化不良で終える。
        サイクリングは雨でずぶ濡れだったが楽しめたものの、洞爺湖からの車での復路、目が見えづらくひどく疲労した。
        やはりこれはただ事ではない。


        ■2015/10/13 初診 眼科

        職場の前半休をいただき、脳外科メインの病院の眼科へかかる。直接脳外科を受診しようかとも思ったけれど、
        目の症状が強いのであればもう一度眼科医に伝えた方がいい。その上でMRIでも取ってくれれば。

        2時間ほど待ち、眼科のDrに最近の目の違和感と、眼科では異常がないと言われたこと、片頭痛があったことを訴え
        視力と眼底検査を受けるものの、異状は見つからず。

        Dr「抗不安薬とか、飲んでいる?」
        お「あ、はい。飲んでいます。」
        Dr「対光反射が鈍っているんだよねぇ。薬の副作用で瞳孔の動きが遅くなっているから、そのせいじゃない?」

        おいおい、安定剤を飲みはじめて10年くらい経つがこんなの初めてだよ。
        とは言えず、そんなもんですかねぇー。と納得いかないオーラで対抗。

        お「脳の異常とか、考えられないですか?脳腫瘍とか。」
        と切り込んでみたものの
        Dr「ちょっと聞いたことないね。あるとしたら網膜だと思うんだけど。そんなに気になるならOCTとMRIの予約入れようか、
        あと、念のため視野検査もしたいんだけど、今日は予約いっぱいだから金曜日でいい?」

        今日じゃないのかよーと思いつつも、「脳ではなさそう」という言葉に安堵した自分がいた。
        病名をつけられないと気が済まない患者がいるという話を聞いたことがあるが、
        病気でないならそれに越したことはない。

        結局、詳細な検査は金曜日になりそのまま仕事へ。職場PCを立ち上げるが、やはりスタートボタン付近と
        デスクトップのショートカットが見えづらく、ショートカットのアイコンは画面中央に持ってきた。


        ■2015/10/16 OCT 視野検査 MRI 診断〜脳下垂体腺腫疑い

        この日も前半休をもらい、自転車で病院へ。

        まずは、「OCT」という眼底の三次元画像解析ができる装置での撮影。これは簡易視力計のような装置を覗くだけで一瞬だった。

        そして次に病院の奥にある検査室へ案内され、「ハンフリー視野検査」なる視野検査を受けることに。
        こちらは半球状の装置(カールツァイス製!)に顔を突っ込み、中央のドットサイトのような点を凝視しつつ
        周辺視野に光点が一瞬でも見えたら瞬時に持たされているボタンをクリック!という反射神経テストのような代物。

        まずは比較的見えている右目から検査。左目をガーゼで覆い検査開始。
        「見えた!」「右!」とかガンダムっぽいリアクションで進めるも、15分くらいかかるので結構疲れる。

        次に、問題の左目。
        …見えない。特に左上あたり。光点なのか単なる目のチカチカなのかまったく分からず、
        歴代ガンダム主人公の初陣のようにボタンを乱打してしまう。でも、ボタンを押す回数は右目時より少なかったような。。。

        視野検査が終わり、次はMRI撮影へ。
        久しぶりのMRI、頭の撮影は初めてなので軽く緊張。金属入っていませんか?とか色々聞かれて装置の中へ(シーメンス製!)
        狭いところは得意じゃないけれど、これで病気がはっきりするからそれまでの我慢と言い聞かせ、いざ撮影開始。

        サイケデリックな検査音を聞きながら目を閉じてぼーっとする。どのくらいの磁場なんだろう、とか
        この磁気で肩こりとか緩和されるのかなぁ、などと実にどうでもいい事を考える。

        10分くらい経ったところで何故か撮影中断となりトンネルから出される。なんだなんだ。

        検査技師のお兄さん
        「たった今、先生から連絡ありまして。先ほどの視野の検査の結果を受けて、もっと詳しく撮影して欲しいとのことだったので、さらにあと30分ほどかかりますがよろしいでしょうか?」

        ああ、これは「クロ」に違いない…。放心状態で撮影再開。もうどうにでもなれ。
         


        calendar

        S M T W T F S
            123
        45678910
        11121314151617
        18192021222324
        252627282930 
        << June 2017 >>

        selected entries

        categories

        archives

        recent comment

        links

        profile

        search this site.

        others

        mobile

        qrcode

        powered

        無料ブログ作成サービス JUGEM